一般振替DVP制度を利用した決済実務

DVP決済の実務は、以下の3つのステップで構成されています。

STEP1決済照合と口座振替の連動(STPの実現)

DVP決済の導入ためのシステムの稼働に伴って、証券保管振替機構の決済照合システムと口座振替システムが連結され、これにより、決済当事者双方から証券保管振替機構の決済照合システムに入力されたデータ(売買報告データなど)が照合一致となった場合には、口座振替システムに自動的にDVP振替請求データ が送信され、DVP決済を完了させることができるようになりました。

決済照合システムと口座振替システムの連動(STP)

STEP2証券の振替

口座振替システムに送信されたデータに基づき、ほふりクリアリングでは、先ず、渡方参加者からほふりクリアリング(DVP口座)への振替を行います(これを「証券振替の実行」といいます。)。そして次に、ほふりクリアリング(DVP口座)から受方参加者への振替を行います(これを「証券振替の完了」といいます)。
2つの証券振替のプロセスには、それぞれに所定の条件が付されており、その条件が成就した場合のみ、口座振替が行われます。

一般振替DVP決済における証券振替の2つのプロセス

STEP3資金の決済

一般振替DVP制度における資金決済は、中央銀行である日本銀行が運営する日本銀行金融システムネットワーク(日銀ネット)を利用して行います。DVP参加者は、自らの日本銀行における当座勘定又はあらかじめ指定した決済銀行の当座勘定と、ほふりクリアリングの当座勘定の間で資金の授受を行います。
資金の決済は、ネッティングされた参加者決済額に基づき、先ず、資金の払方がほふりクリアリングの当座勘定への入金を行います。ほふりクリアリングでは、すべての資金の払方からの支払いを確認した上で、資金の受方の当座勘定への入金を行います。

日銀ネットを利用した資金決済(イメージ)

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